フランス留学のはなしpart4
今回は生活編
私がフランス留学をしていた時1か月間寝泊まりしていたのは語学留学が提供している学生寮でした
学校と学生寮はサンテティエンヌ(Saint Etienne)という小さな町、リヨンの郊外にある
リヨンまではTGVで40分くらい
では私の寮での生活を見てみよう!
寮では自炊
私は普段全く料理をしません
それをみかねた祖母が私の誕生日にくれたのは手作りのレシピ本
「何か作りたい料理があれば教えてちょうだい。あなたの家に行って教えてあげるから。」と言われる始末
まあそれくらい料理ができないということが伝わっただろうか
寮は一部屋一部屋にキッチンがついてついていて、朝ご飯や夜ご飯のは以前は一切ない
つまり自分で食事はなんとかしな!っていうスタンスらしい
フランスに来てから1週間くらいは先輩の部屋に行ってご飯を食べさせてもらったり店で買った電子レンジで温めれば出来上がるキッシュとかを食べてました
でもこれをあと3週間も続けるのはなんだかなと思い、料理をすることを決心
最初はパスタやマカロニなど簡単すぎるものを作っていたけれど、ポトフ、魚料理などを作るように
フルーツを買って砂糖で煮詰めたりしてデザートを作ったりもしました
授業で作ったラタトゥイユも真似して作ってみたりもしましたね
帰国してからは週1くらいのペースで夜ご飯を作ったりしています
少しは自立したかなあ...
これはフランスに来て初めて自炊した夕食
まずは簡単なものから始めるの、大事よね
産業の町、サンテティエンヌ
サンテティエンヌは自転車、リボン、銃で発展してきた町
中心街にはmusee du l'industrie という美術館がある
そこは4階建てになっていてそれぞれ自転車、リボン、銃、それからカジノという日本でいうコンビニのような店の展示があります
自転車の展示はいろいろなものがありました
ツールドフランスにもつながっているとか
リボンは日本でいう機織りとよく似た機織り機がいくつも展示されていました
とてもかわいい模様のリボンがあってほしいなーって思ったけど残念ながら手に入れることができず...
銃の産業ができたのは鉄鋼がとれたから
私は銃には詳しくないので展示されている銃がすべて同じものに見えました笑
カジノというのは先ほども書いたように日本でいうコンビニのようなもの
今は対抗してmonoprixとかcityとか似たような店が展開されているのに加え、amazonも出てきたのでその競争に勝つために頑張ってるらしい
今までのテレビ㎝や売ってきた商品の展示がありました
これはリボンの織機。機織り機に激似だよね
お土産に自転車の柄のノートを買いました。周りに巻いてあるリボンにはサンテティエンヌの文字と美術館の名前、それからロレーヌ地方の地方番号(42)が書いてあってかなりレアだと思ったの
決まった曜日にmarche(マルシェ)がある
マルシェといって野外マーケットがあります
私の寮に一番近いマルシェだと火曜、木曜、土曜に開かれていました
果物や野菜がほとんどだけれど、はちみつやハーブ、パン、肉、チーズも売ってた
みんな大きな買い物かごを持ってきてほしものをどんどん買っていく姿はなんでかわからないけれどとてもおしゃれ
マルシェを歩いているだけでも元気になります
小さい子供ががんばって背を伸ばしてお金を渡そうとしている姿にキュンとしたり、老夫婦がゆっくり歩きながら見て回っている姿に素敵だなーと思ったり
バカンスシーズンは店が全く開いていない
当たり前なんだけどね
開いてなさ過ぎてびっくりしちゃった
ずっとシャッター外だと思ってたところがバカンスが明けると開いていて「あ、ここ店だったのね」って感じ笑
まだバカンスだった時に散歩していて見つけたラクレット屋さんも8月下旬にならないと開かないらしいと知り、その開店した日にみんなで食べに行きました
想像してたチーズがどっかり乗ってるやつじゃなかったけど、ハーブがいい匂いでチーズもとても濃厚!満足満足
stephanoise
これはサンテティエンヌ版パリジェンヌのことらしい
1か月しか住んでいなかったけれど、カジノの店員さんだったりおもちゃ屋のおじさんと仲良くなって顔も覚えてもらって少しはsteohanoiseになれたかしら
パリやリヨンのようにきれいな街並みや観光名所がたくさんあるところに行くのもよいけれど、サンテティエンヌのようにフランス人の「素の顔」が見られる場所に行くのもよいと思いますね
ちょい住み推奨
テレビで「チョイ住み」っていう番組を見たことある方いるかしら
日本人の俳優や女優が外国に2週間くらい住むのをただカメラで撮っているっていう番組
それを見てから母とはちょい住みしてみたいねーと言っていたので夢がかなってよかったです
来年の夏もどこかの国にちょい住みできたらいいな
もし一度行ったことのある国に行く機会があるのであればその国の郊外に行ってみてはどうでしょう
そしてちょい住みしてみてはどうでしょう
その国に住む人の素の顔が見れるかもよ?