クリスマスプレゼント
この時期になると私は毎年自分にクリスマスプレゼントを買う。
去年はthreeのリップを買った。時代だね。今はマスクで隠れるし、ついちゃうからリップはめったにしなくなった。
今年は何にしようかすごく迷った。加湿器?ルームフレグランス?
ついこの間断捨離したからなと思いつつ、必要なもので自分がすごく好きなもの、長く使えそうなもの、、、
まず服はないな。この間大量に処分したばっかりだもん。買う気にならない。
ということで結局選んだのはmokuneというブランドのウッドスピーカー。
iPhoneを切れ込みに差すと、音が気の中に掘られた穴を通って増幅されてさらに柔らかい音に変えて出力してくれる。
電気いらずで質感もいい。
安くはなかったけど、自分の部屋で過ごす時間が増え、音響学なんて講義をとってしまっては音にこだわりたくもなる。
それにiPhoneをさす形式だから課題をやっているときに無駄に携帯を触って時間を無駄にする恐れもない。
今年はお金をかけるものが去年と全く変わった。
去年私の財布を薄くしたものと言えば香水、リップ、服、それに食べ物
そして今年はといえば、ウッドスピーカー、ドライフラワー、モニターを底上げする台、デスク用いす、、、
全部室内用だ、、、
今年はインスタでライフスタイル系の情報発信を始めてすぐに目標のフォロワー数を達成し、広告まで作ったりもした。それもあってか飲食会社にアプリのデザインのオファーをされた。オンラインの学会だって準備したし、時代を先どって2月からオンラインで家庭教師を始めた。
どうやら2020年は家に引きこもって何もできなかった年ではないらしい。
新しく私の部屋に入居されたウッドスピーカーとともに波乱万丈なこの一年をゆっくり振り返っていきたい。
そして今年はクリぼっち。
カレンダー
私は料理が下手で嫌いな代わりに裁縫が得意で好きだ。
裁縫が得意な母の影響で小学生の頃からバッグやエプロン(料理できないから結局使わずじまい)、服など作っていた。
昨日東京駅に行く用事があってついでにKITTEにも足を運んだ。
そこで来年のカレンダーの数字がかわいく印刷されたハンカチが売られていた。
かわいいなーほしいなーって思ったけど結局買わずに帰宅。
だけどなんだかすっきりしない気持ちだったから
自分で作ってみることにした。
制作時間はおよそ7時間。
筆記体で書いた月の名前を刺繍し、日にちをサインペンで書き、土曜日の日付には青いアンダーライン、日曜日の日付には赤いアンダーラインを刺繍した。
満足いくものができてやっと断捨離で殺風景になってしまった私の部屋が少し改善された気がする。
満足いくものができて嬉しい反面、その日の授業は全て聞いていなかったので次の日一日中講義ビデオやら小テストを処理しなければいけなくなった。
刺繍している時、2021年、いい年になりますように、と無意識のうちに願いを込めていた。でもきっと大丈夫な気がする。だって13日の金曜日がない年だから。
願掛けで状況が良くなるとか非科学的なことはあまり好きではないはずなのだけれど、なんだかやってしまう。
そういえば小5の3.11があった年に次の年のための絵を描いている時にもたしか来年はいい年になりますようにって願いを込めてた気がする。
きっと来年「も」いい年になる。
今年は推しのkpopアイドルの活躍が素晴らしかったし、自分が好きな学問の分野やっと見つけられたし、フランス語が上達してきたから十分いい年。
無印良品
断捨離をしすぎると虚無感にかられるのは私だけだろうか。
この間服で溢れた家を整理する番組をテレビで見てから自分も服を手放したいと思うようになった。
県大会に出た時の参加賞だったtシャツ、海外に住んでた時の思い出のコート
それらを全部フィリピンに寄付した。
服と同時に物もいくつか手放した。
こうして私の部屋はきれいになったのだが、とにかく殺風景になってしまった。
これは想定外。
まあzoomのカメラに映る背景が真っ白な壁なのはシンプルでいいんだけど、やっぱり寂しい。
そこで無印良品に買い物に行った。
余計なものを買わないように充分注意しながら。
そしてデスクの上における台を購入した。
パソコンとモニターを載せれば首がいくらか楽になるから。
帰宅して気付いた。
別にこの台はzoomの背景になる壁を埋めるものではなかったことに。
緑色の靴
オンライン授業の醍醐味は授業の1分前まで何しててもいいこと。
13時から授業だった今日、午前中にショッピングを楽しんだ。
クーポンをもらったので脱毛コースを更新し、来年の手帳を買い、本屋でハンドレタリングの本を買った。
なんだか一気にお金がなくなった気がするけど自分へのクリスマスプレゼントだと思おう。
買い物をしながらふと横目にカフェの席に座ってるマダムが目にとまった。
ベージュを基調にしたシンプルな装いなのに足元には緑色の素敵な靴がはまっている。
自分なら絶対に考えない組み合わせだけれど、実際に見てみると緑で一気に全体が引き締まって見えて素敵。
足元のおしゃれを楽しんでる人って素敵だなって思えた午前中。
帰宅したのは授業開始5分前。
カメラをオンにしなくてもいい授業だったからおにぎりバーガーをくわえながら、私の足には新調した緑色のモコモコあったかソックスがはめられていた。
近い将来
学習計画プレゼンというのがある。
その名の通りこれからの学習計画を学科のみんなと教授たちに発表する。
来年から取り掛かりたいプロジェクトやそれに向けて自分がしなければいけないこと
そういうことを5分にまとめる。
まだ私は順番が回ってきていないのだけれど、友人たちの発表を見て自分はもっと近い将来のことを考えなければならないと思った。
どんなことが好きなのか。どんなことが知りたいのか。それはどんなスキルが必要な分野なのか。
大学院には行くのか。行くなら、今の大学の大学院に行くのかそれとも外部か。
私だって全く好きな分野を見つけていないわけではない。今年に入ってやっと(本当にやっと)心から好き!と思える学問に出会った。
認知科学と人間工学がそれだ。
自分でも驚きだけれど、私はどうやら人間に興味があるらしい。
だけどここからが問題で、好きな分野が見つかってもではその分野で何を研究したいのかと言われると答えに困る。
勉強不足だ。
それをみんなのプレゼンを聞いて痛感した。
外出ができなくても特定の分野について調べることは簡単。コロナを言い訳になんかできない。
いろんな論文を読んで研究テーマをゆるく決めなければならないなあ
枯れてればいいじゃん
最近私は変わり始めた。
大学生になった今でもハンカチは彼氏に貸してもらうほど女子力のない私が
部屋に花を飾りたいと思うようになった。
しかし私の家族はみな花を枯らしてしまう体質である。どんなに頑張って水をあげてもうまく育てられない。
だから私は思い付いた。
最初から枯れてればいいじゃん。
ということで先日入居されたのがコットンフラワー。
クリスマスっぽくていいでしょ。水をあげる必要がないから枯れる心配もない。
コットンフラワーを買った時におまけでついてきたバラも帰宅するやいなや水を取って逆さにして吊るし、ドライフラワー化した。
これを女子力というのかはわからないけど、紛れもなく私の好みが変化した瞬間だった。
30分で海外旅行気分
私は単純な人間だ。
IKEAに行くだけで思い出の地を旅行した気分になれるんだから。
私が小さい頃、まだヨーロッパに住んでいた時。広いIKEAの中を5歳児が集中力を切らさず完走するのは無理なのでいつも両親は私をIKEAの入り口すぐにあるkid's roomに預けていた。
周りの子供はみんなドイツ語話してるから英語と日本語しか話せない小さい私は一人で絵を描いていたのだけれど。
でもそれがすごく印象深くて今でも忘れられない。
今日、大学の授業を受け終わって外は真っ暗だったけれど8時まで空いているというIKEAに車を走らせた。
最近見ている韓国人のvlogではみんなIKEAに行っているので私も行きたくなったのだ。
着いたやいなや思い出が溢れてきた。
「ああ、ここだ」
全く変わらないkid's roomのレセプション。
懐かしい(?)家具の匂い。
IKEAは北欧のお店だけれど、私にとってのIKEAはかつて住んでいたヨーロッパの国。
そこに10何年ぶりに旅行に来た気分だった。
幸せだった。
車で30分で海外旅行気分を味わえるならコロナとか関係ないね。
コロナ禍になって幸せのハードルが低くなったのはみんな感じてるはず。
小さな幸せだけで十分だと気づいた時、なんだか安心しませんか?
これで十分なんだ。
そう思えることってきっと大事。
今までは週末友達との予定で埋まってなきゃ人生無駄にしてる、とか、ここのモールは今セールしてるから必要そうなものいっぱい買っておこうとか
そういうことばっかり考えてたけど
週末予定が入ってなかったらソフトで絵を描く練習をしたり1週間授業を受けて散らかった部屋をきれいにしたりすればいいし
わざわざ「必要そう」なものを買わなくてもその時は必要ないのだから買わなければ倹約できるしクローゼットだって満杯にならなくてすむ
きっと「本当に必要なもの」ってセール品じゃないよ
そんな私は先日断捨離をしてもう服も家具も当分買わないと誓った。
だからIKEAからは旅行気分だけをもらって帰ってきた。