かぴばらのつぶやき

カピバラが大好きなフランス語を学ぶ理工学部生。日々生活する中で思ったこと、感じたこと、考えたことをつらつらと書いていきます。

「ぷかぷか天国」を読んでみたはなし

この前一気に購入した本を読み始めた

リハビリっぽく買った4冊で一番薄いのを選んで読むことにしたの
それが「ぷかぷか天国」
私のこの文章みたいに一文一文で行がかえられてるからすごく短くていい感じ
タリーズに入って少し読もうと思って読んだらすぐ読み終わっちゃった(3時間くらい)
短いけど感じたことがあったから今回はそれを書いていこうと思うよ
 

内容はこんな感じ

エッセイだね
っていうかブログの記事をかき集めたみたいな日記みたいな感じ
筆者の小川糸さんとその旦那さんと飼ってる犬の話がメイン
小川さんは執筆の拠点をベルリンに移してるようでそこでの生活が等身大で書かれてる
 

簡単な感想がこちら

小川さんの文章はその日に起こった出来事から自分感じたこととか感情が変化したこととかを簡単な言葉で書いてる
決してその文体はフォーマルではない
だけど、だからこそ現実味が感じられる
話題は様々。買っている犬の話から政治に関する意見まで
そんなものを読んで何が面白いのかって思う人もいるかもしれない
だけど私は他人が思ってることに少し興味があるし、何といっても小川さんの口調(文体?)が好き
のんびりとしているけど、根は強く、自分の意見をしっかり持っている様子がうかがえる
彼女の文章の中で一番印象に残っているのは「まだ2017年だったのか」っていう言葉
これって毎日を一生懸命に生きて充実した生活を送ってなきゃ出てこない言葉だよね
それってすごく素敵だなって思ったの
私もこんな言葉が発せるような人間になりたいというかならなければならないんだなって感じたの
というのも去年の上半期はたくさんの変化があって毎日必死で充実してたのに対し、下半期は特にこれといって一生懸命やって事といえば試験勉強くらいしかない
まあテレビでさんざん2020年があーだこーだっていう報道してるからすっかり2020年っていう響きには慣れてたけど、その時に出る「まだ2019年なのか」っていうニュアンスと小川さんのものは違う
期末試験が2月の初めに終わってから私は毎日予定を意識的に入れるようにしたの
ほぼ毎日夕方から塾のバイトが入ってて、以前までなら塾の仕事が入っている日は日中あまり予定を入れてなかったんだけど、別に予定入れても大丈夫なんだよなって気づいて友達とスタジオを借りてダンスしたり、美術館に行ったり、自由が丘を散策したりとそういうイベントを入れた
これが楽しいのなんの!
塾の仕事がある日は4時くらいには解散しなければならないけど十分その時間まででも楽しめるってことが分かった
こうやってバイトの前後にほかの予定を入れるようになってから一週間がものすごく長く感じられるようになった
「まだ水曜日なのか」「ダンスしたのってもっと前のことじゃなかったっけ」
そう思う機会が多くなった
あれ、これって小川さんの「まだ2017年なのか」っていう言葉に似てない?
この生活続けてたら今年の最後には「まだ2020年なのか、オリンピックってそういえば今年だったね」なーんて言葉が出るのも遠い夢じゃないかも!?
でもまあまだ2月だから甘いこと言ってると今までと同じ予定をあまり詰めない生活に逆戻りしちゃう可能性もあるから慎重に
定期的に自分の手帳とにらめっこして「本当にその日何も予定入れないの?」って自分とスケジュール面談するのもいいかもし知れない
 
そんな自分の生活を見直させてくれる一冊でした